タイ国家人権委員会(NHRCT)のSayamon氏は昨年7月に発生したサムットプラカン県バンプリー地区のMING DIH CHEMICAL社の発泡プラスチック工場爆発の1周年フォーラムにて、火災後の化学物質や煤の悪臭から半径1〜9キロの範囲に住む人々の健康に影響を与え388人が治療を受けた、と述べた。
また、健康増進財団のPairote博士は、接触や吸引による人体への健康面での影響として、頭痛、喉の痛み、めまい、鼻づまり、鼻づまりが挙げられ、最悪の場合は死に至る危険性があると述べ、さらに、瓦礫の下にはまだ化学物質が残っており、土壌地下水汚染や水質汚染の懸念を示した。
今後、情報をよりオープンにすることで知る権利を担保し、工場等からの化学物質の放出を規制する法律を強化し、汚染に関連する病気や死亡を減らす努力を継続すべきとの考えを示した。